12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
パリで私の仕事を終え、息子とまたロンドンへ。
パリでは息子の少ない夏休みを楽しませてやるため、私にとってもはじめてのパリ観光もしました。
入寮に備えて、息子が必要なものをパリやロンドンで買い足し、ロンドンで一泊してシュルーズベリーに向かいました。
シュルーズベリーはバーミンガムの西に位置する小さな街です。
ロンドンのユーストン駅からバージン鉄道に乗り、バーミンガムかクルーという駅で乗り換えますが、ロンドンから約2時間半強かかります。
ユーストン駅から列車に乗るのもこの日が初めてで、チケット購入などは息子が率先して購入してくれたのですが、ホームや列車は息子ではあてにならないので、人に確認しながら無事列車に乗り込みました。
バージン鉄道の列車には車両の前、後ろ、中間あたりに大きな荷物を載せる場所があります。ただし、早く乗らなくては、その場所が荷物でいっぱいで、置けなくなくなるときがあります。
(なので、いつも早めに行って乗り込むようにしています)
リザーブ席を買えば席は確保できるのですが、早めにいけばavailableと書いた席に座ることも可能で、今までレザーブ席を買わなくても席を確保することは出来ています。
無事、シュルーズベリーに到着し、出迎えに来てくれていた知り合いとホテルへ。
この知り合いというのが、mixで知り合った女性で、この日初めての対面。彼女がいてくれたことで、シュルーズベリーの街にもすぐに慣れることができ、どんなに心強かったことか・・・。
インターネットの普及でこんな出会いもあり、便利な時代になったものです。
そして息子の入寮日。
イギリスでは入学式のようなものはありません。
入寮する際にちょっとしたティーパーティがあり、先生達の紹介や同じく入寮する子供やその親との交流はここで行われます。
息子が入学したプレップスクール「パックウッド ハグ」は、シュルズベリーの街中からは車で30〜40分位の場所にあります。
周りはひつじばかりがいる田園風景で、とてものどかな雰囲気です。
日本人の入学は一緒に語学学校に通っていた女の子と2人だけで、お茶会ではそのお母さんと彼女のガーディアンと一緒に参加しました。
このころは何がなんだかわからないまま、ただそこにいるという感じで、息子の部屋を見に行くこともないまま、息子との別れの時間になってしまいました。
息子もはじめての学校でかなり心細かったと思うのですが、一緒に入学した女の子が別れるときに泣き始め、その子を励ましたり、なだめたりしてる息子は泣くに泣けず、結局、最後まで泣かない(泣けない?)息子との別れになりました。
息子のボーディングスクール生としての生活が、この日からスタートしました。
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