息子のイギリス留学日記

12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。

2010年5月28日(Fri)

シニアスクール合格

Category :   Author : face   Time : 19時02分37秒

イギリスの学校は9月から始まりますが、シニアスクール受験は6月頃にあります。
ジュニアスクールの校長先生から、大丈夫とのお墨付きをいただいていたので、母は気楽にその日をまっていたのですが、なかなか連絡が来ない。
そう、息子の受験発表の連絡が予定以上に遅れたのです。

留学のサポートしていただいているギャビタスから「他のお子さん方は徐々に報告が届いているのですが、まだ連絡ありませんか?」と電話が来て、なんだか心配に。
おかしなもので、色々なことを考えました。
「もし、ダメだったら、日本に帰らせようか、そのまま残そうか?」
「彼が一番辛いだろーなぁ、なんて言おう。」
などなど、いろんなことが頭を駆け巡る。
先生に太鼓判を押してもらっていたから、サブの学校の受験もしていませんでした。
「シニアスクール浪人ってあるのかしら?」
などなど、今思えば、こんなことまで考えるんだと笑えますが・・・。

こんなとき、親は何ができるのか?
一番辛いのは彼だから、一番悔しいのは彼だから。
自分ががんばらなかったんだから仕方ない、と言えれば簡単なんでしょうが、この悔しさは自分が一番知っていたから、こんな言葉は思いつきもしなかった。
結局、結論もでないまま次の日に持ち越し…。

でも、このドタバタのおかげで、合格したと聞いたときのうれしさは格別のものになりました。
自分以外のことで、こんなに喜べることってあるんだ。
ひょっとしたら、自分のときよりもうれしかったかも?
この日のことは、鮮明に私の記憶に残っています。

シニアスクールに合格したことで、私の息子の勉学への興味は強くなりました。
でも、それは、ちょっと違う方向に行き始めたのですが…。


2010年5月19日(Wed)

シニアスクール受験

Category :   Author : face   Time : 13時59分06秒

ジュニアスクールも2年目となり、今年はいよいよシニアスクールの受験です。
本来は1年でシニアスクール進学なのですが、受験合格の確実性を取り、息子は1年余分にジュニアスクールに行くことにしました。
ですから、今年一緒に受験する同級生は、息子より1歳年下ということになります。
(イギリスはあまり年のことは気にしませんが・・・)

息子が狙うパブリックスクールは、ジュニアスクールよりも街中にあるシュルーズベリースクール。
この「息子の留学日記」の上のバーにしている写真は、シュルーズベリースクールのボートハウスの写真です。
パブリックスクールの中で、ウェストミンスター、ウィンチェスター、イートン、ハロー、ラグビー(ラグビー・フットボール発祥校の逸話あり)、マーチャント・テイラーズ、セントポールズ、シュルーズベリー、チャーターハウスの9校が「ザ・ナイン」と呼ばれる代表的な名門校で、息子が狙うシュルーズベリースクールも「ザ・ナイン」の一つです。
有名な卒業生では、進化論を唱えたダーウィンがいて、メイン校舎の前には彼の肖像があります。

今通っているジュニアスクールは、このシュルズベリースクールに行こうと決めた際に、自動的にこのジュニアスクールが決まったという経緯があり、このパブリックスクールを狙うなら、このジュニアスクールとうように、セット(?)になっているケースが多いようです。
このパブリックスクールには、このジュニアスクール・・・というだけあって、息子のジュニアスクールからシュルーズベリースクールを受験した生徒はすべて合格しました。

そう、息子も無事に合格しました。
合格の一報をもらうまでには、ハラハラ、ドキドキがありましたが、それはまた後日・・・。