12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
プレップスクールでの生活は、息子にはとても楽しい毎日だったようです。
友達も増え、ハーフタームのお休みに友達をガーディアン宅に招いたり、友達の誕生会に招かれたり、友達のお宅にお泊りにいったり・・・。
そしてなにより驚いたのは、イギリス人の彼女ができたこと!
といっても、どこまで彼女だったのかは、なんとも言えませんが、本人曰く、僕のガールフレンドでした。
このころになると、すっかりイギリス人きどりで、GAPは着ない、アメリカンフットボールはスポーツじゃないなどど、「あなたはイギリス人?」と思うような発言をするようになりました。
「日本にはもう帰りたくない!」そういう息子の言葉を聴いて「やった 」と喜んでいる私。
このころの息子は、日本に帰りたくないから、勉強がんばる!という意識になっていました。
そう、勉強がんばらなければ、日本に帰って来いと母に言われていたので・・・。
プレップスクールは、子供のスケジュール管理をとてもよくしていてくれたようです。
だから、日本にいたころとは違い、勉強するということを当たり間に感じる息子に変化していました。
学校が終わって寮に帰ってからも「宿題の時間」という時間があり、9時にはしっかり就寝。
こんな規則正しい生活は、私の元では絶対にありえなかったこと。
ただただ、先生に感謝するしかない私でした。
そして、イギリスの学校は、成績表に各学科の先生1人1人から丁寧なコメントがつけられてきます。
excellentの文字をみつけると、ついついうれしくなる母。
小学校の成績に比べれば、思った以上に良い成績で、それだけで満足していた私でした。
このころはまだ学校やギャビタスに「まかせっぱなし」で、自分からいろんなことを知ろうとは思わなかった母。
息子がただただイギリスになじんでくれて、楽しく、有意義な学生生活を送ってくれていればいい・・・そんなのん気な母でした。
でも、そののん気さがかえってよかったのかもしれません。
あっという間に1年が終わり、7月に息子を迎えに行ったときには、すっかりパックウッドハグスクールの生徒になっている息子がいました。
今思えば、先生方とガーディアンの暖かいサポートがあってこその1年だったのだと・・・。
その間、私は何をしたのかな?と思うと、子育てに関して何もしていない自分がいたような気さえしています。
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