12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
副校長からのお手紙には、息子が授業にちゃんとでていない・・・そんな厳しい内容が書かれていました。
日本語でない分、ニュワンスがわからないのがより不安につながる。
とにかく、ギャビタスのお力?を借りるしかなかった私でした。
息子の話も聞いてみないとこには、何が原因なのかもわからないため、とりあえず息子と話をすることに。
息子の話によると、寮対抗のスポーツと学校の授業がかさなっていて、彼としては寮対抗スポーツに重きを置き、そちらに参加したため授業に出られなかったとの話。
えっなんでそんなことが起こるの?
そうなんです、日本では考えられないダブルブッキング?が平然と起こるらしく、でもハウスマスターはそれを把握していない。
把握させるためには、積極的にそういった事態の原因を先生がたにお話しなくてはならないらしい。
でも息子は、「自分がいいと思ってやっているのだから、悪いとは思っていない」という。
とはいえ、そのせいで先生からの評価が下がっていて、損をしているのは確かなので、「自分が悪くないと思っている理由、どうしてこんなことが起こってしまったのかをちゃんと話しなさい!」と説得するのに大変でした。
日本の男性は、「余計なことはいうな!」みたいな教育を受けていることもありますが、その感覚がイギリスではかなり違う。
自分に非のないことは、ちゃんと主張して訴えるのは当たり前。
日本では黙っている方が偉いみたいなとところがありますが、イギリスではそれは×。自分の主張はきちんとしなさい!とうのが基本だとか。
当たり前のことのようで、主張しない日本人には結構むつかしかったりするようです。
「郷に入れば郷に従え」と息子には言い聞かせましたが、これをきっかけに、私は「イギリス人っておかしい」「イギリス人が見た日本」などという本をかなり読みあさりました。
そして、これがきっかけで私はイギリス人にますます興味を持ち、息子は自分がイギリス人でないことを自覚するとともに、イギリスの学校でどう振舞うべきかを少し考えたようです。
(息子はこのころ、自分はイギリス人!といった振る舞いをしていましたから…日本に帰ってくると)
でも、これは序の口で、これから彼にはいろんな葛藤がまだまだ起こるはず。
ひたすら息子を信じていけばよいのか、母として何か助けられることはないのか…私の葛藤も続いていくんだろうことを感じました。
その葛藤と戦う覚悟はできていなかったけど・・・。
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