息子のイギリス留学日記

12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。

2008年4月28日(Mon)

息子がイギリス留学を決心した訳

Category :   Author : face   Time : 14時19分21秒

息子がイギリス留学を決めたきっかけはなんだったのか?
そんな質問をいただきましたので、この場を借りてお答えします。

まず、最初に行こうと決めたのは「イギリスの学校ってほんとうに楽しいよ!」という留学中のお兄さんの話を聞いたときでした。

私の知っている限り、イギリスの学校に行っていて「楽しくない」という子は一人もいません。
みんな「日本には帰りたくない」というくらいイギリス大好きになり、学校生活が楽しいといいます。
それはどうしてなのか・・・わかっているようで、はっきり答えられない私は、息子のジュニアスクール生活をちゃんと見つめていなかったなぁ・・・と反省しています。

プレップスクールの教育姿勢と先生方のフォローの賜物じゃないでしょうか?と思っていますが。

息子の学校の生徒達も、実に仲が良いです。
見てみぬふりなど、決してしません。

冬休み明けに息子の入寮に立ち会ったとき、息子を見つけた友達はすぐさまスーツケースを一緒に持って階段を上がってくれ、君の新しい部屋はどこかな、一番奥だったかな?といいながら、一緒に寮の部屋を探してくれました。
そして、「友達はみな食堂にいるから、後でおいで!」と彼。
でも、息子が私との別れを寂しがったのを察したのか、息子が私が乗ったタクシーを見送っている間、ずっと寮の1Fで息子のことを待っていてくれました。
そんな、気が利く優しい子ばかりです。
こんな中にいれば、息子が今のように優しい子でいるのが、わかりような気がします。

そして、最後に彼が決心したのは、日本では考えられない教育プログラムと学校の規模の大きさ、厳しい中に個を重んじる柔軟さを、子供ながらに話を聞きながら悟ったからだと思います。
子供ながらにその凄さに、チャレンジしてみたい気持ちが湧いてきたようです。

そして今、寮長をやりながら、自分が今いる学校にいることを誇りに思っている息子は、やはり日本には帰りたくないといいます。

そんなイギリスの教育プログラムなどについてはおいおい紹介していきますね。


2008年4月23日(Wed)

留学準備・・・最後の追い込み

Category :   Author : face   Time : 07時18分06秒

新年になり、留学の準備が慌しくなってきました。
実際にギャビタスへの申し込みをし、社長である渡辺氏との面接にも行きました。

私は他の母に比べて、あまり留学について調べてもおらず、「どこどこの学校に行かせたい!」というのもなかったので、すべてがギャビタスまかせ。

息子が別室で面接を受けている間、「何も決まってなくてすみません、イギリスならどこでもいいと思っているので・・・」というと、「どうしてもイートン校にいれたいというお母様もいらっしゃいますが、そういうのも困りますけどね」と言われました。
やっぱり、皆さん意気込みが違う!

渡辺氏からは、いかにイギリスのボーディングスクールが素晴らしいかを教えていただき、まだまだ実感はないものの、でも間違っていなかったことを再認識しました。
私は学校のパンフレットでみる何エーカーもある学校の敷地と建物、そしてクリケットや乗馬などの写真にただうかれていただけですが・・・。

息子はといえば、ベルリッツで2年間英会話を習わせてたとはいえ、とてもしゃべれると言う感じではなかったのですが、「ちゃんと挨拶もできますし、英語になれている感じなので大丈夫ですよ」と言われ、ちょっと安心した様子。
高い英会話の授業料も無駄じゃなかったようです。

この日、息子は再度イギリスに留学することを決心しました。
そして、シュルズベリーという街にある寮生の比較的多い学校に留学することを決めました。

この日から留学準備の最後の追い込みが始まりました。


2008年4月20日(Sun)

息子の抵抗

Category :   Author : face   Time : 12時14分48秒

6年生に入り、息子がイギリスに行きたくないといい始めました。

いろんな不安と寂しさが彼の中でどんどん大きくなったようで、「僕、イギリスには留学しない!」と夏休みの終わり、息子は初めての抵抗をしました。

いつも夏休みに息子は私の実家に預けられるのですが、私の父と一緒に帰ってきて二人で申し合わせたように切り出しました。
そう、私の両親も留学には最初から反対だったので、夏休みの間に話をつけ、父が「ジジからママに話してあげる」と言っていたようです。
まったく、うちの両親は私だけでなく、息子の将来の可能性まで摘むのかと・・・あきれ半分、腹ただしさ半分、でも私は受け付けませんでした。
「とにかく、行って嫌なら帰ってくればいい、何もしない前から答えを出すのは止めよう!逃げるのは簡単だよ」と。
私が一度決めたことは決して変えない頑固な娘であることは、父も承知のことでしたし、息子も本気で止める・・・までは言っていなかったようだったので、「とにかく行ってみようよ!」ということで話はまとまりました。

でも、無理やり留学させたのではありません。最後に決めたのはもちろん息子です。
息子がその後自分から「留学する」といったのは、ギャビタスの留学説明会に行き、実際に留学しているお兄さんの話を聞いた時でした。


2008年4月9日(Wed)

留学準備

Category :   Author : face   Time : 17時34分01秒

留学を決めてからというもの、息子に「中学はイギリスの学校に行くのよ!」と、事あるごとに話していました。

というのも、仕事先の方から「うちもアメリカに留学させようと思っていたのに、いざ行くとなったら嫌がって、結局留学を諦めた」という話を聞いたから。
男の子は結構と弱虫で、家を出たがらないから・・・と。

その話を聞いて以来、私のマインドコントロールは始まりました。

そんな時、一番役に立ったのが「ハリーポッター」の映画。
ハリーポッターのビデオを見ながら、「こんな学校に行くんだよ」と話すと、さすがに興味深々でした。
「ママ、魔法使いもいるの?」という問いには、「魔法使いはいないけどね」と答えましたけど・・・嘘はいけませんから。

おかげ(?)で、彼はすっかり自分の中で「中学はイギリスに行く」という気持ちを持つようになってくれました。

そうこうしているうちに息子も5年生に。

そろそろ準備も始めなければ・・・と思うのだけど、イギリス留学の情報は極端に少ない。
書店で子供の留学の本を買い、まずはそこに出ている留学をサポートしている会社の説明会に行くことにしました。
説明会に行ってみると、やはりアメリカ中心にカナダ、オーストラリアまでで、イギリスの留学の話は出てきません。

「イギリスに行かせたい」という私にその会社の社長は「規律が厳しくて、帰ってくる人も多いので、アメリカの方がいいですよ」と。
でも、私の意志が固いことを知ると、イギリス留学専門のサポート会社があると教えてくれました。

それが、今もお世話になっているギャビタスです。
ギャビタスに出会えたことが、息子の留学をより「実現」に近づけたのです。