12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
息子のシニアスクールでの生活は、楽しさ半分、大変さ半分の毎日。
大変さというのは、勉強において。
毎年、10人以上がオックスフォード大学かケンブリッチ大学に合格するボーディングスクールだけあって、ジュニアスクールのときのようにはいかない。
それなりの生徒が集まっているため、少し努力したくらいでは、満足いく成績がおさめられない。
シニアスクールに上がって、イギリス人との体力の差も出始めたようで、体格のよいイギリス人に比べ、きゃしゃなアジア人。
ガールフレンドもできないまま、コンプレックスも出始め・・・。
と、それなりに葛藤している息子がいました。
どうも運動が嫌いらしく、寮長からはもっと運動をしたほうがよいと言われているようですが、本人はちゃんとやっているという。
日本と違って、スポーツもできなくては認められないイギリスでは、勉強ができても「よし」とはしてくれない。
それなりに有名なボーディングスクールに入学し、輝く将来が待っていると脳天気にも思っていた私は、息子が息子なりにつまづき、傷つき、それでもがんばっているだなんて思っても見なかった。
寮長から息子を心配するメールをいただき、初めて息子の周りに起こっている色々なことを知ったのでした。
こんなとき側にいないことのもどかしさと、先生ときちんと話し合えないもどかしさを感じながらも、息子を信じるしかなかった。
どうしてこんなことになったのか、どこでこんな誤解が生まれたのか、ずっと後になってやっと、なんとなくではあるけれど、その理由が分かったような気がしました。
シニアスクール1年目が終わるころ、副校長から1通のメールが届いたのでした。
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
« Mar | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |