12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
語学学校を無事卒業してプレップスクールへの入学。
英語を忘れないため、日本への帰国はなく、夏休みは1週間。
私は息子をプレップスクールに入学させるため、1人イギリスに向かいました。
このころの私は息子のイギリス教育に意外と無関心で、ギャビタスに任せっぱなし。新しい学校の情報も知らないままの渡英でした。
まずは、通っていた語学学校に息子を迎えに。
実は、私はイギリスで地下鉄以外乗ったことがなかったので、今回初めて長距離列車に乗ることになりました。
「イギリスの列車は時間もあてにならない・・・」など聞いていたものだから、ちゃんと迎えにいけるのかどうか、実は半信半疑状態。
ロンドンに着いた日、明日に乗る列車が発車するウォータール駅を下見に行きました。
ウォータール駅で向かう方面の列車を確認し、切符売り場を確認し、明日に備えたのです。
そして当日、切符売り場で乗るはずの電車が書かれた紙を見せ、チケットを購入し列車に。
窓の外には、のどかな風景画続いていたのに、それを楽しむ余裕も無く、降りる駅をひたすら確認していた私。
1時間半後、目的の駅についたら今度はタクシー探し。
小さな町なのでタクシーがいるのか心配でしたが、駅にはタクシーセンターがあり、タクシーはすぐに手配できました。
そして、タクシーは息子が通った語学学校に。
久々の息子との再会に、気持ちが高ぶっていた私はスーツを着て立っている息子の姿を見て、つい「うるっ」ときてしまいました。
なのに、そんな私にクールな一言・・・「なんかその髪型変!」
久々の再会の一言がこれで、なんとも感動的な再会とは言えないものでした。
息子が大好きになった校長先生夫婦と会い、お世話になった先生方ともお昼をご一緒し、息子が楽しかったという理由が分かりました。
みんないい方で、愛情をもって息子に接してくださったことも手に取るように分かりました。
だから、息子はここを離れるのを残念がり、別れ際ついに泣いてしまいました。
帰りの列車の中でもずっとブルーだった息子。
たぶん、次へのステップであるプレップスクールへの入学への不安もあったんだと思います。
この日、ロンドンの日本語学校にいらっしゃる、小学校3、4年の時の担任の先生と夕食をご一緒したのですが、それでも元気にはなれきれず、夕食もあまり食べない息子でした。
明日からは私の仕事でパリへ。
その間に元気を出してくれればいいんだけど…そう思うしかない母でした。
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