12歳で日本を旅立ち、息子はイギリスに留学しました。
ボーディングスクールの中でどんどん自立していく息子。
ジェントルマンとなる日を夢見て・・・母が綴る留学日記です。
6年生に入り、息子がイギリスに行きたくないといい始めました。
いろんな不安と寂しさが彼の中でどんどん大きくなったようで、「僕、イギリスには留学しない!」と夏休みの終わり、息子は初めての抵抗をしました。
いつも夏休みに息子は私の実家に預けられるのですが、私の父と一緒に帰ってきて二人で申し合わせたように切り出しました。
そう、私の両親も留学には最初から反対だったので、夏休みの間に話をつけ、父が「ジジからママに話してあげる」と言っていたようです。
まったく、うちの両親は私だけでなく、息子の将来の可能性まで摘むのかと・・・あきれ半分、腹ただしさ半分、でも私は受け付けませんでした。
「とにかく、行って嫌なら帰ってくればいい、何もしない前から答えを出すのは止めよう!逃げるのは簡単だよ」と。
私が一度決めたことは決して変えない頑固な娘であることは、父も承知のことでしたし、息子も本気で止める・・・までは言っていなかったようだったので、「とにかく行ってみようよ!」ということで話はまとまりました。
でも、無理やり留学させたのではありません。最後に決めたのはもちろん息子です。
息子がその後自分から「留学する」といったのは、ギャビタスの留学説明会に行き、実際に留学しているお兄さんの話を聞いた時でした。