カリスマミセス廣戸正美の「四季彩彩」

迷子のプライド☆

Author : 廣戸正美  Date : 2010年12月21日(火曜日) 00:37
自転車でお買い物に行った時のこと。
スーパーの駐輪場に停めようと、
スピードを緩めて曲がろうとしたわたしの傍を、
息を切らして駆け抜ける小さな女の子

ウチの次男が幼稚園に行っている時間だから、
3つくらい…?
それにしても、息が弾みすぎでは〜?
と思いながら駐輪、
お店の入口に向かうと、
今行った方向から、
その女の子が駆けてきます。
やっぱりただならぬ雰囲気。
そして、周囲にはお母さんらしい姿が見えません。

「ちょっとまって、どうしたの?」
反射的に声を掛けました。
女の子は答えません。
今にもまた走っていってしまいそうな様子に慌て、
つい続けて「まいご?」と聞いてしまいました。
お嬢ちゃんは毅然と「だいじょうぶ!なんでもない!」と叫んで、
また来た方向へ。
「そうなの?そうじゃないよね〜?」と思いながら見つめていると、
姿が見えなくなるまでの間に2度ほどこちらを振り返りましたが、
ああ、角を曲がって行ってしまった…。

お店の中を通って、
それらしい人が子どもを探していないか伺いながら、
彼女が消えた方の出口へ。
出た途端、目に飛び込んできました。
制服のおまわりさん2人と、おかあさんらしき女性!
ああ、今度は女の子が見当たらない〜。

3人に声を掛けようとした、ちょうどその時、
お母さんが見つけました。
300メートルくらい向こうを走っているさっきの女の子を。
親子の対面を確認し、
おまわりさん達と並んで「よかった〜」と歩きつつ、
ちょっと反省。

迷子でも、「迷子」と呼ばれるのは、プライドが傷つくよね〜。
その話をママ友にしたところ、
「きっと、ママがまいごになったと思ってたのよ」と。
ああ、なるほど!
今度同じことがあったら、
「ママどこかにいっちゃったの?」って聞けばいいのね!
勉強になりました〜。
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