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子育て日記
トモママの「ワーキングマザー仰天記」
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≪第10話≫ 20代を振り返る編
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私の20代は実に波瀾万丈の人生だった。 といっても、ドラマになるほどの凄さはないけど、一般的な女性から見ると、なんとまぁ、色々なことがあったんだね! とか、面白い人生歩んでるよね! なんてよくいわれる。 確かに、でなければ女だてらに会社なんて作っていなかったはず。 これはあとでわかったことだけど、私の中のトラウマが、私の人生を複雑にした。 それを思いおこすことで、トモをどう育てるべきか、どう接するべきかが少しずつだけど見えてきました。

18才で母親から逃げるように東京に出てきて (もちろん東京に出てくるのも至難の業でした)、とにかくやりことはいっぱいあった。 でも、学校の寮が厳しかったことや、親から教えられた生真面目さはなかなか変えられるはずもなく、親に束縛されていないはずの生活も、親の陰に、いいえ自分自身に束縛されながら、なにも変わることはなかった。 学校は出欠席が厳しく、だから、回りのクラスメートががズル休みしていてもせっせと学校にいった。 無遅刻無欠席を取る勢いで・・・。

でも、そんな生真面目さは就職では少しも報われなかった。 専門的な職種の為、真面目さよりも個性が重要視された。 また、クラスで先生に目をかけられていた真面目な生徒よりも、遊んでばかりいた生徒がその遊びの中で知り合った人を通じて、あこがれの企業に入ったケースも多くあった。 クラスメイトの真面目な生徒だれ一人も、希望の企業に入れなかった時、私の中で何かが崩れていくのを感じたのでした。 世の中、真面目だけがすべてではない、時にはそれがマイナスになることだってある。 学校で勉強したことは、社会に入るとあまり通用しなかった。 こんなことなら、授業を抜け出して、もっと自分に刺激になることをしていればよかった・・・学生生活の最後の最後で、そんな後悔を残してしまった私でした。

でも、学生時代に私の考えを180度変えるほどの影響を与えてくれた友達に出会えたことは、とても有意義なことだった。 私がかたくなな考え、物事を決めてかかる考え方 (不良や水商売の女性は最低だみたいな考え) に、彼は、それは違うよ! といって、岸田秀氏の 「ものぐさ精神分析」 を読んでみるように薦めてくれました。 この本を読んだ私はまさに、目から鱗が落ちたという感じだったのでした。 母の決めつけた考え方はやっぱり間違っていた。 もっともっと、狭い世界でなく、いろんなことに目を向けてみないと、何が良くて何がいけないなんてわからない・・・。 それからの私はとても意欲的にいろいろなものに目を傾けたのでした (20才にしてやっと親の考えではなく、自分の考えで物事を見れるようになったんです・・・)。

そして就職。 成人式を迎え、学生という親から離れる最後のハードルを、社会人になったことでやっと抜け出せた。 その喜びと、これからが自分の人生だという希望に毎日が充実していたのを覚えています。
そう、トモにだけはこんな思いや回り道はさせたくない。自分の人生を思いおこしながら、そう思う今日このごろです。

つづく・・・(次回は 「20代の転換期編」)
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